温泉神社(鶴岡市・温海温泉)概要: 正直、よく分かりませんでした。朝市会場に鎮座する温泉神社は遥拝所で昭和26年(1951)の大火で背後の山地に遷座再建されたとあります。とすれば遥拝所と背後の温泉神社は同じ由来を持っているはずです。しかし、遥拝所の温泉神社の創建は温海温泉が発見された大同2年(807)、又は嘉祥2年(849)に温泉の守護神として由豆佐売神(湯田川温泉の守護神である由豆佐売神社の祭神)の分霊を勧請し湯蔵権現と称したそうです。東北地方では最古級に古い温泉神社で後に薬師神社や由豆佐売神社などと呼ばれたとあります。それに対し、背後にある温泉神社の創建は嘉禄2年(1226)、背後にある温海嶽が地鳴りを起こすと源泉が滾々と湧き出し、その守護神として那須温泉神社(栃木県那須町)の分霊である大己貴命と小彦名命の分霊を勧請したのが始まりとされます。中世は領主である武藤家、元和8年(1622)以降は庄内藩主酒井家から崇敬庇護され社殿の造営、修繕は藩費によって賄われたとあります。どちらの由来があっているか、両方の神社は別物なのかよく分かりません。
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