東根市: 若宮八幡神社

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概要・歴史・観光・見所

若宮八幡神社(東根市)概要: 若宮八幡神社は山形県東根市大字東根に鎮座している神社です。若宮八幡神社の創建は康平年間(1058〜1065年)に鎌倉にある鶴岡八幡宮の神主三浦為澄が八幡神を勧請したのが始まりとされます。

その後は歴代領主から崇敬され、正平2年(1347)には東根城主小田島長義が社殿の造営や社領の寄進を行い、正平11年(1356)には鰐口を奉納、続く東根氏も崇敬社とし同様に社殿の修復や領地安堵を行っています。戦国時代になると一時衰退しますが、松平氏が領主になると再び崇敬され、社殿の修復や祭具の奉納など庇護され明治維新まで続きます。

現在の若宮八幡神社社殿は拝殿が寛文12年(1672)に松平氏が建材を寄進し住民達が建てたもので、木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、正面1間向拝付、桁行7間、梁間2間、向拝に双頭の龍の精緻な彫刻、外壁は真壁造り板張り。

本殿は天保2年(1840)に一時天領だった時代に代官の大貫治右衛門が自ら監修にあたったものと伝えられるもので、入母屋、銅板葺き、平入、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。

又、若宮八幡神社の社宝である神輿は鎌倉時代に三浦氏が寄進したものと伝わるもので、高さ83cm、黒漆塗(一部朱漆塗)、扉、高欄、斗?、格狭間などには金箔装飾、鎌倉時代の数少ない神輿の遺構で意匠的にも優れている事から昭和30年(1955)に山形県指定有形文化財に指定されています。

例祭(風よけの祭り)で奉納される太々神楽は天保6年(1835)から続けられ、古式を現在に伝える貴重な神事として昭和43年(1968)に東根市無形文化財に指定されています。祭神:應神天皇、仁徳天皇。旧社格:郷社。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-東根市教育委員会
・ 現地案内板-環境庁・山形県自然保護課

若宮八幡神社:写真

若宮八幡神社
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