河北町: 溝延八幡神社

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概要・歴史・観光・見所
溝延八幡神社(河北町)概要: 溝延八幡神社は山形県西村山郡河北町大字溝延に鎮座している神社です。溝延八幡神社の創建は不詳ですが伝承によると天慶年間(938〜947年)に勧請されたのが始まりとされます。平安時代後期には源頼義、源義家親子が崇敬したとされ歴代領主から崇敬庇護されたと思われます。南北朝時代に入ると寒河江城の城主寒河江時茂の嫡男寒河江(溝延)茂信が溝延城を築城した際、城の鎮守社として遷座したと思われ、至徳2年(1385)に建立された溝延八幡神社の別当寺院である神宮寺の本尊を安置する厨子には「奉造立溝延八幡宮大菩薩 願主大江義信朝臣」の銘があります(境内は溝延城の二の丸と三の丸の間に位置します)。 谷地八幡宮寒河江八幡宮と共に「寒河江荘三八幡」として社運も隆盛しましたが天正12年(1584)、本家筋である寒河江氏が最上家の侵攻により滅ぼされると溝延城主、溝延長老も自害させられ、最上家の家臣溝延越中守が5千石で配された後に廃城となり、溝延八幡神社も衰微したと思われます。

溝延八幡神社の本殿は寛文7年(1667)に建立されたもので一間社流造、桁行1間(7尺5寸)、梁間1間(6尺)、正面1間向拝付、江戸時代初期の神社本殿建築の遺構として貴重な事から、昭和60年(1985)に山形県指定有形文化財に指定されています。境内には「溝延の大ケヤキ」と呼ばれる河北町一の巨木(樹高29m、根周り11m、目道り7.5m)があり推定樹齢750年以上と云われ昭和31年(1956)に山形県指定天然記念物に指定されています。溝延八幡神社の近くにある「溝延市神」は河北町指定有形文化財に指定されています。祭神:応神天皇。例祭:8月30日。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板

溝延八幡神社:写真

溝延八幡神社
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