三島けやき(村山市)概要: 案内板によると「 このけやきは、もともと石割けやきであったものが、明治11年、当時の山形県令三島通庸によって行なわれた「切通し開削工事」の際、岩の片側が持ち去られたために根が肥大して巨岩を抱きかかえ、双頭の竜のような姿になったものと考えられる。」とあります。三島けやきは愛宕神社の境内にあり、周囲にも同じくけやきの巨木が生えていて印象深い景観を造り出しています。三島通庸は「土木県令」や「鬼県令」の異名がある程に明治時代初期に土木や建築など公共建築を積極的に行い、山形県内にも数多くの三島が携わった遺構が残されています。村山市では、三島けやきがある「切通し」や「幾代橋(明治22年:1889年竣工)」が有名です。
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