山寺立石寺: 最上義光公御霊屋

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概要・歴史・観光・見所
最上義光公御霊屋(山寺立石寺)概要: 最上義光御霊屋の建築年は不詳ですが放射性炭素年代測定最上義光公御霊屋によると元和6年(1620)〜慶安4年(1651)に建てられたと推定されています。建物は宝形造、金属板葺、桁行2間、梁間2間、素地造。内部には同じく放射性炭素年代測定で慶長12年(1607)から元和9年(1623)に建てられた厨子が設置され義光、並びに家臣等10人の位牌が安置されています。義光が死去したのが慶長19年(1614)からすると、比較的早い段階で計画され、現在もその当時に近い状態を保っていると思われます。華美な装飾が一切無い質実な建物ですが山形藩57万石の大大名の御霊屋にしてはかなり控え目過ぎているような印象を受けます。同じ山形県内では米沢藩15万石上杉家新庄藩8万3千石戸沢家松山藩2万5千石酒井家大山藩1万石酒井家の御霊屋が現存しますが何れににも見劣りする感じがします。ただし、元和8年(1622)、最上家は御家騒動により改易となっており、それ以降に建立されたとすれば、これだけ質素な事が理解出来ます。何れにしても建築年代にすると江戸時代初期の御霊屋建築として貴重な建物と言えます。本尊は地蔵尊。

最上義光公御霊屋:写真

最上義光公御霊屋
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