牛谷家の門(川西町)概要: 牛谷家は代々国人領主的な存在で周囲の開墾や軍事的労役を担っていて、藩主から「郷士馬上」の待遇を受けていました。江戸時代では身分によって屋敷の面積や形状も厳しく定められていた事から現在残されている長屋門も一般的には上級武家以上しか認められていない事から当時の牛谷家の格式を現しています。長屋門は切妻、茅葺、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押さえ、桁行10間(18.145m)、梁間2間(3.82m)、高さ5.45m、北側は三間で2つの武者窓付、床は板敷と土間、南側には四間で出格子、床は土間で武芸の練習場だったとされ江戸時代に建てられた大型長屋門建築の遺構として貴重な事から川西町指定有形文化財に指定されています。又、この門は大塚舘(城)の大手門を移築改造したものと伝えられていて、大塚舘(城)主、大塚氏が伊達氏の移封に伴い仙台へ移った後の貞享3年(1686)に牛谷家がこの地に移築しました。
長屋門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-川西町教育委員会
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