洞雲寺(長井市)概要: 大石山洞雲寺の創建は天文8年(1539)に野秀禅菊大和尚が開山したと伝わっています。当初は文紋付屋敷にありましたが火災後に金田次右衛門が現在地に移し再建しました。
洞雲寺の山門は案内板によると「 ・・・(前略)総2階造りの楼門である。正面の幅約4.8メートル、側面の幅2.6メートル、高さ約8メートル、屋根は入母屋造り、二階は本屋から約63センチ程張り出した回廊式の縁をつけ、高欄を巡らしている。鐘楼を兼ねたもので、この地方としては、ただ1つの楼門である。・・・(後略)」とあります。
洞雲寺は鐘楼門は入母屋、銅板葺、三間一戸、外壁は真壁造り、素木板張、当地域唯一の楼門建築として貴重な事から昭和48年(1973)に長井市指定有形文化財に指定されています。
又、境内には地上に見えている部分が長さ5メートル、幅3メートル、高さ3メートル、上面最大幅(東西)7.5m、最大長(南北)11.6m、周囲(地上1m)34.0mの大石があり、この地域の地名にもなっています。この大石は花崗岩で構成される大石断層が崩れたものとされ昭和48年(1973)に長井市指定天然記念物となっています。
山号:大石山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦牟尼仏。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-伊佐沢地区文化振興会・伊佐沢地区公民館
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