三宮神社(熊野大社・末社)概要: 三宮神社は山形県南陽市宮内に鎮座している神社です。三宮神社は熊野大社の末社の1つで、熊野大社本殿に対して左側に鎮座しています。案内板によると「三間社流造の簡素な社殿である。社殿内部に残っている「寛永三年」の年号や、安部右馬助による熊野神社の再建に関する古文書等から、寛永三年(西暦1626年:江戸時代初期)までには再建されたものと推定されている。市内に残るこの時代の神社建築としては、貴重な例である。 南陽市教育委員会」とあります。社殿内部には「寛永三年別当遠藤神大夫」の墨書が残っている事から、それ以前に建てられた古建築物と推定されています。
三宮神社本殿は三間社流造、銅板葺、正面3間向拝付、見世棚造、外壁は真壁造、素木板張りの比較的小規模のものですが、時代背景などから貴重な存在とされ昭和48年(1968)に南陽市指定有形文化財に指定されています。祭神:熊野家津御子大神(熊野夫須美大神と熊野早玉大神との御子神)、素盞鳴尊。本地仏:阿弥陀如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-南陽市教育委員会
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