爺杉(出羽三山神社)概要: 爺杉は「羽黒山の爺スギ」とも呼ばれ、出羽三山神社の参道沿いの五重塔手前にあり古くから出羽三山の名所の1つとして知られていました。推定樹齢1千年、根元周囲11m、樹高48.3m、目通り周囲8.3m、秋田スギ系、羽黒山最大の老木で、明治時代までは同じような杉があり「婆杉」と呼ばれていましたが明治35年(1902)台風により倒壊し、残された杉は三日三晩泣き続けたと伝えられています。元々、どちらが「爺杉」でどちらが「婆杉」か決めていなかったとされ、見る人が感じられるままに呼ばれていましたが、文化財指定するにあたり名称が求められ協議の結果「親杉」に決定しました。
ただし、何らかの意図があり「羽黒山の爺スギ」に差し替えられたそうです。「羽黒山の爺スギ」は大変貴重な事から昭和26年(1951)に国指定天然記念物に指定されています。
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