光星寺(庄内町)概要: 白狐山光星寺は山形県東田川郡庄内町三ケ沢中里に境内を構えている曹洞宗の寺院です。光星寺の創建は貞観3年(861)、住宝波伝密九師大和尚が巡錫により羽黒山を訪れた際、紫雲たなびくのを見付け、吉兆と悟り紫雲に向かい念じると、何処からともなく一匹の白毛の老狐が出現し住宝を引導しました。
住宝は老狐の後を追うと紫雲の源を発見、その地(宇賀の森)を霊地として一宇を設け住宝の持仏である観音像を本尊とし、大弁財天とダキニ天の三尊を安置し、老狐も守護神として森の奥に隠れ住んだと伝えられています。その後、恵通禅師の代に星池から華厳釈迦尊が出現した為、華厳釈迦尊を本尊にして寺号を光星寺と名付けました。
光星寺は現在尚、寺院と神社が混在する神仏習合を形態を保持し境内も御堂に社殿、山門、鳥居、狛狐と混在しある種不思議な雰囲気を醸し出しています。
庄内三十三観音霊場第6番札所(札所本尊:十一面観世音菩薩・御詠歌:つきともに あまねくてらす こうしょうじ のりのひかりを あきらかにみん)。荘内平和観音百八霊場第31番札所(御札所本尊:十一面観世音菩薩・詠歌:さやかにも 潤う草木の みかざわや 稲荷の山を てらす月影)。山号:白狐山宗派:曹洞宗。本尊:華厳釈迦尊。
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