弁天島(鶴岡市)概要: 港からは海に張り出し形が良く航海上も目印としていた事から古くから神聖視され市杵島姫命(宗像三女神の一神)の分霊を勧請し厳島神社が祀られています。祭神は水神で神仏習合時代には弁財天と習合していた事から海に関係する漁師や海運業者などから崇敬されていたと思われます。社殿は宝形造、桟瓦葺、正面1間向拝付き。伝説によると兄である源頼朝に追われた源義経が安宅の関から海上に逃れ弁天島(現在は陸地とは地続きになっています。)付近に上陸し平泉(岩手県平泉町)を目指したと伝えられています。大正14年(1925)には鼠ヶ関灯台(灯質:群閃白光、毎7秒に2閃光・光度:4,700カンデラ・光達距離:12.5海里)が設置され現在でも海上交通の要所になっています。
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