冷岩寺(庄内町)概要: 萬歳山冷岩寺は山形県東田川郡庄内町狩川字阿古屋に境内を構えている曹洞宗の寺院です。冷岩寺の創建は文禄年間(1593〜1596年)に開かれたのが始まりと伝えられています。
当初は霊厳寺と称し天台宗の寺院で荒鍋の地に境内を構え、領主である北楯利長の祈願所として寺運も隆盛していました。
寛永年間(1624〜1645年)に3世玉叟察和尚が玄翁心昭禅師(南北朝時代の曹洞宗の高僧、栃木県那須温泉にある九尾の狐が姿を変えた殺生石を鎮めた事で知られる。)に感化され曹洞宗に改宗、その際、総穏寺(鶴岡市)3世頼山和尚を中興開山として仰ぎ自らは2世となり寺号を萬歳山冷岩寺に改めています。
冷岩寺寺宝である玄翁和尚像は昭和57年(1982)に庄内町指定有形文化財(彫刻)に指定されています。
庄内三十三観音霊場第24番札所(札所本尊:聖観世音菩薩(西国三十三観音霊場第24番札所中山寺の分霊を勧請)・御詠歌:かりかわや かりのよながら きただての ながればかりは かるることなし)。
荘内平和観音百八霊場第15番札所(札所本尊:聖観世音菩薩・御詠歌:千世かけて 利生変わらぬ あらたかさ 庭も狭しと 繁る松が枝)。出羽七福神八霊場(大黒天:インドの神様・日本一の立大黒尊天)。山号:萬歳山。宗派:曹洞宗。本尊:十一面観世音菩薩(大権威者森野円象士会心作)。
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