光丘神社(酒田市)概要: 光丘神社は山形県酒田市日吉町1丁目に鎮座している神社です。光丘神社の創建は大正14年(1925)に本間光丘(本間家の三代目当主)の偉業を偲び建立されました。
光丘は享保17年(1732)に酒田に生まれ、周辺の湿地帯を開拓する事で大規模な新田を手に入れ本間家中興の祖と言われました。その実績がかわれ、庄内藩の事業に参加するようになり、特に安永年間(1772〜1781年)に沿岸20キロに渡る防風林の植栽や港湾の整備、新田開発など多くの事業を手掛けます。
さらに、近隣の新庄藩や米沢藩の財政にも手助けし多くの借財を貸し付けています。又、文化事業にも力を入れ、菩提寺である浄福寺唐門(酒田市指定文化財)や日枝神社の社殿、泉流寺の徳尼公廟(酒田市指定有形民俗文化財)など多くの建物を寄進しています。
これらの偉業から何時頃から「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と酒田では詠われるようになり当時の繁栄が伺えます。現在でもそれらの遺構を見る事が出来、正に酒田市の基礎を築いた人物といえるのかもしれません。祭神:本間四郎三郎光丘翁命。
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