旧イチローヂ商店(鶴岡市)概要: 案内板よると「旧イチローヂ商店は昭和初期に建てられた木造三階建築です。当時、内川は運河として使われており、船の発着場と大泉橋の橋詰めのこの場所は、多くの人々が行き交う町の要所でした。山王町商店街の入り口に建つ旧イチローヂ商店は、町のランドマークとして親しまれ、現在では当時の町の面影を残す歴史的建造物として、保存・再生が市民有志によって進められています。」とあります。旧イチローヂ商店の正式の建築年は不詳ですが昭和初期に菅原市郎治商店として建てられたもので、昭和6年(1931)に内川に架かる大泉橋が改修された際には既に存在していたとされます。木造3階建、寄棟、桟瓦葺、平入、外壁はトタン張ペンキ仕上げ、延床面積約260u、1階が店舗(八百屋→洋酒・缶詰→陶器)、2・3階が住居として利用されていたようです。旧イチローヂ商店前が松尾芭蕉の「内川乗船地」だった事などから周辺の景観保存が望まれ、現在は建物の保存活用が検討されまちづくりの拠点の1つになっているようです。
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