鶴岡市大山: 地蔵院

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概要・歴史・観光・見所

地蔵院(鶴岡市大山)概要: 椙尾山地蔵院の創建等は不詳ですが、向かいに鎮座する椙尾神社の別当寺院の1つとして開かれたのが始まりとされます。

椙尾神社は欽明天皇の御代(540〜571年)に勧請されたと伝わる古社で、一般的に神仏習合が始まるのが平安時代末期頃なので、地蔵院もそれ以降の創建と思われます。

椙尾神社の社運が隆盛し往時には境内に6坊が別当職として祭祀を司っていましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により椙尾神社から離れ、その後に吹き荒れた廃仏毀釈運動などで、筆頭格だった地蔵院以外は廃寺になったと思われます。

地蔵院本尊の千手観世音菩薩像は音羽山清水寺(京都府京都市:西国三十三観音霊場代第16番札所)の分霊を勧請した霊験高い御仏で、特に災難、延命、病気治癒、安産、夫婦円満、恋愛成就の御利益があるとして信仰の対象となっています。

現在の本堂(観音堂:五葉松殿)は明治27年(1894)に再建されたもので入母屋、桟瓦葺、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付、外壁は板張素地。

庄内三十三観音霊場第8番札所(札所本尊:千手観世音菩薩・御詠歌:いつのひか またうままちの ぢぞうゐん うまれあわせし けふをよろこべ)。荘内平和百八観音霊場第29番札所(札所本尊:千手観世音菩薩・御詠歌: 六つの道 手引きたまえと うままちの 駒の足掻きの 止まず願わむ)。山号:椙尾山。宗派:真言宗智山派。本尊:千手観世音菩薩。

椙尾山地蔵院:写真

地蔵院
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