三瀬気比神社(鶴岡市)概要: 三瀬気比神社は山形県鶴岡市三瀬宮ノ前に鎮座している神社です。三瀬気比神社の創建は奈良時代の霊亀2年(716)に越前敦賀郡にある気比神宮(福井県敦賀市※越前国一宮)の分霊を勧請したと伝えられています。
特に武勇の神とされている為、歴代領主や武将などに崇敬され、室町時代に記された「義経記」にも三世(三瀬)の薬師堂として源義経一向が雨宿りの為2〜3日過ごした事が記されています。
最上家が改易されると酒井家が鶴岡城主となり、三瀬気比神社は同家から社領の安堵や様々奉納物を寄進し、現在の本殿も宝永4年(1707)に庄内藩4代藩主酒井忠真が建立したものとされます。
境内東にある気比の沼はその年の収穫の量によって水の色が異なる事から古来より神聖視されている場所で、三瀬気比神社とも深い繋がりがあると思われます。周辺は深い原生林に囲まれて国指定天然記念物に指定されているます。
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