| 宿坊（出羽三山）概要： 出羽三山神社の随神門（旧羽黒山仁王門）から手向集落までの道の両側には現在も３０前後（善学坊・養清坊・宝積坊・栄山坊・小関坊・明光院・正伝坊・円宗坊・勝木坊・壇所院・太田坊・宮下坊・宮田坊・奥井坊・東林坊・春照坊・文殊坊・双林坊・大聖坊・薬師坊・田村坊・大進坊・三光院・三山大愛教会・桜林坊・生田坊・眞田延命院・大江坊・小林坊・神林坊・東光院 ）の宿坊が営業を続けています。
長さが数百ｍにも及び宿坊街道とまではいかないものの、中には茅葺屋根の建物もあり落ち着いた良好な町並みを呈しています。古くは宿坊の数が３３６坊を数えていたというほど繁栄し、出身地や住所などによっても泊まる場所が厳しく制限されていたと言います。単なる宿泊施設ではなく既に修行の一環として精進潔斎を行なう場所として捉えられていたようです。
又、手向集落には正善院黄金堂（国指定重要文化財、旧羽黒山五重塔の聖観音、軍荼利明王、妙見菩薩や仁王門の金剛力士像が安置）やお竹大日堂（羽黒山旧本地仏である大日如来像、阿弥陀如来像、観音菩薩像が安置）、正善院（旧羽黒山別当寺院、庄内三十三観音霊場第１番札所）、金剛樹院（旧羽黒山別当寺院、庄内三十三観音霊場第２番札所）、峰薬師神社（旧薬師堂）など出羽三山と関係が深い社寺が点在しています。
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