池神社(鶴岡市藤島町)概要: 池神社は山形県鶴岡市古郡字水押に鎮座している神社です。 池神社は案内板等が無かった為、由来や歴史は分かりませんでしたが、毎年8月に行われる池神社例祭で奉納される「古郡神楽」は形式などから300年以上の歴史を持つものと言われています。伝承では最上義光の家臣新関因幡守が藤島周辺は干ばつが起こり易い場所で毎年農民の苦労が絶えない事から、因幡堰を造る事を計画します。工事の際、因幡守が池神社に21日間社殿にこもり事業の完成祈願し、堰が完了した時、神楽を奉納したと伝えられています。池神社例祭・古郡神楽は古式を伝える貴重な神事である事から昭和49年(1974)に鶴岡市指定無形民俗文化財に指定されています。
参道にある神社山門(随身門)は桃山時代に廃寺となった宮目寺の山門を移築したものと伝えられる建物で、三間一戸、寄棟、金属板葺きの建物で、八脚単層門、山門天井は格天井でかなり傷んでいますが、格子内には様々な絵画で彩られ蟇股には彫刻が施され池神社が神仏混合だった名残と思われます。
池神社山門は昭和57年(1982)に鶴岡市指定有形文化財に指定されています。又、境内には大きな欅の御神木(樹高20m、幹周6.9m)があり神社の歴史を物語っています。祭神:豊宇氣毘賣命。
八脚門を簡単に説明した動画
|