三瀬海岸(鶴岡市)概要: 鶴岡市の日本海沿いにある海岸で大きな2つ巨岩の間には注連縄がかけられ神聖視されているようです(海岸側の巨岩には金比羅神社が祀られています。)。砂浜と海岸沿いにある葉山が一体となり優美な景観を作り出し、映画のロケ地にもなっています。この葉山は標高154mほどの低山ですが古くからの信仰の山として知られ、出羽三山の一翼を担う羽黒山からは略真西に当たる為、西方浄土や補堕落への入口と考えられてきました。出羽三山を開山した蜂子皇子は丹後国由良から日本海を北上し出羽国由良(鶴岡市)に着いたとされますが、そこに招いたのが八乙女で、その住まいが葉山の麓にある八乙女洞窟と呼ばれる海蝕洞だったとされ(明治時代の酒田大地震で入口は塞がれた)、その洞窟と羽黒山はかつては繋がっていたと伝えられています。又、龍神信仰とも繋がり、かつては善宝寺(鶴岡市)の開祖である妙達上人が洞窟の中に入り神隠しにあったという伝承も残っています。
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