谷地不動尊(鮭川村)概要: 谷地不動尊は案内板によると「不動尊(木造)の由来についてははっきりしませんが、日山信仰にもとずく修験道との関わりがあったと思われます。境内の南側は深い沢となり、長さ37mの滝があります。昔から修験の行屋地とよばれてきた。滝壺から発見されたという「石刀石剣」(村指定文化財)があります。縄文後期から晩期のものと推定されます。現在の堂宇は、慶応2年(1865)の再建で、2間半4面の茅葺であったが、昭和44年に改修されました。 鮭川村教育委員会 」とあります。
谷地不動尊の境内地は本来滝を見下ろせる景勝地だったと思われますが現在は木々が育ち、隙間から滝壺が見える程度で、下まで降りていける道も整備されていませんでした(撮影当時)。石刀は長さ36.6cm、幅3.6cm、粘板岩製、石剣は長さ30.8cm、幅3.0cm、粘板岩製、製作された由来等は不詳ですが、周囲には縄文時代の遺跡が点在してる事から、当時の実力者の所有物だった可能性があるとされます。谷地不動尊の「石刀石剣」は昭和51年(1976)に鮭川村指定文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-鮭川村教育委員会
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