大石田町: 乗舩寺

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概要・歴史・観光・見所
乗舩寺(大石田町)概要: 大石山水路院乗舩寺の創建は慶長元年(1596)に最上義光の家臣大乗内記が大檀那となり明蓮社光誉運冏上人(如来寺の住職:福島県いわき市)を召還して開山したのが始まりとされます。天正8年(1580)に最上義光により最上川舟運の拠点として大石田村の開村が図られ、船道安全の祈願所としての意味合いが強かった事から最上川舟運の関係者から篤く信仰され数多くの舟絵馬が奉納されています。

寺号「乗舩寺」は最上川が西方の日本海に流れていく事から西方浄土への参道、寺院自体をそこへ向かう船に見立て乗舩寺と名付けられました。本尊の阿弥陀如来座像(平安時代末期作、像高53.6cm)は、当初は唯昌院の本尊でしたが明治時代初頭に発令された神仏分離令と廃仏毀釈により唯昌院が廃寺となり乗舩寺に移されたと伝えられているもので昭和33年(1958)に山形県指定有形文化財に指定されています。木造千手観世音菩薩は正慶2年(1333)に彫刻されたもので桧材、寄木造、玉眼、像高45.0cm、鎌倉時代末期の千手観音像で精緻な截金文様が施されるなど全国的に見ても類例が少なく貴重な事から昭和33年(1958)に山形県指定有形文化財に指定されています。

乗舩寺の寺宝である釈迦涅槃像は元禄7年(1694)に木食上人によって寄進されたもので、伝承によると本来、京都から最上川を使って山形の寺院に収められるはずでしたが、大石田付近で急に舟が動かなくなった事から仏意と悟り乗舩寺に安置されるようになったと伝えられています。釈迦涅槃像は京都の仏師作、長さ201.5cm(7尺)、寄木造、漆箔彫眼、全国的に見ても大型の涅槃像として貴重な事から大石田町指定有形文化財に指定されています。境内には斎藤茂吉の墓、高桑川水夫妻の墓、斉藤茂吉歌碑・「最上川 逆白波のたつまでに ふぶくゆふべと なりにけるかも」、正岡子規句碑・「ずんずんと 夏を流すや 最上川」などがあります。尾花沢・大石田三十三観音霊場第5番札所(札所本尊:千手観世音・御詠歌:まいるより たのみをかくる ふじいでら はなのうてなに むらさきのくも)。山形十三仏霊場第2番札所(札所本尊:釈迦如来・御詠歌:法の水 流れも清き 大石田 誓いも深き 寝釈迦御仏)。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。

乗舩寺:写真

乗舩寺
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