 | 文殊堂 |
・亀岡文殊堂は、文字通り当寺の信仰の中心を成す建物で、内部には本尊で秘仏とされる文殊菩薩騎獅子像が祭られています。建物は名建築家として知られる伊東忠太が大正3年に手掛けたもので、木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、境内最奥地に配されています。
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 | 観音堂 |
・観音堂は文殊堂の向かって右側前方に位置している建物で、江戸時代中期の享保年間に待定坊の発願によって造営されています。内部には同じく江戸時代中期に彫刻されたと思われる木造阿弥陀如来立像、西国三十三観音像、木造弘法大師座像が安置されています。 |
 | 鐘楼 |
・鐘楼堂は観音堂と同様に待定坊の発願で多くの浄財を募って享保15年(1730)に造営されたもので、当時は鎌倉時代に鋳造され戦国時代に当地方の領主だった伊達政宗が寄進したと伝わる古鐘が吊り下げられていたそうです。
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 | 山門 |
・山門は亀岡文殊堂の正門にあたり、左右には江戸時代に彫刻されたと推定される仁王像(木造、寄木造、玉眼、朱塗、阿形像高215cm、吽形像高213.5cm)が安置されています。建築は入母屋、銅板葺き、三間一戸、彩色、八脚単層門。
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 | 大聖寺 |
・大聖寺は亀岡文殊堂の本坊で、長く祭祀を司ってきました。安久津八幡神社とも関係が深く、明治時代の神仏分離令、廃仏毀釈運動により別当寺が廃寺になると、仏教色の強い仏像などが大聖寺に遷されたそうです。現在でも数多くの寺宝を所有していおり、往時の繁栄が窺えます。
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