| 大黒屋(旧栗野家) |
・栗野家は屋号「大黒屋」を掲げ、代々楢下宿で旅籠を担った家柄です。一方、農業も営んでおり、半宿半農の生活で建物の間取りも旅籠と農家建築の両方の特徴を持っています。現在の建物は江戸後期のもので上山市指定文化財。
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| 滝沢屋(旧丹野家住宅)
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・丹野家は屋号「滝沢屋」を掲げ、代々楢下宿で脇本陣と庄屋を担った家柄です。現在の建物は江戸時代中期に建てられもので間口が広く、格式も高く脇本陣建築の遺構として貴重な事から山形県指定有形文化財に指定されています。
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| 庄内屋(旧栗野家) |
・粟野家は屋号「庄内屋」を掲げ、楢下宿での庄内藩主酒井家の定宿で脇本陣格だった家柄です。格式が高く建物最奥には藩主が利用する上段の間が設けられていました。江戸時代中期の古民家として貴重で上山市指定文化財。
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| 旧武田家住宅 |
・武田家は楢下宿で代々旅籠を生業としてきた家柄です。現在の建物は江戸中期の宝暦年間の建築で、当時の半宿半農の生活が判るとと共に、墨書が残るなど資料的な価値が高い建物です。上山市指定文化財。
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| 山田屋 |
・山田屋は楢下宿の覗橋付近に位置しています。現在の建物は、明治18年(1885)に再建されたもので古民家建築の遺構として貴重な事から上山市指定文化財に指定されています。現在は楢下宿の交流施設として利用されています。
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楢下宿 |
【楢下宿・概要】−楢下宿は羽州街道の宿場町です。背後に羽州街道の中でも難所として知られる金山峠を控えていた事から江戸時代で参勤交代で羽州街道を経路とした津軽地方と出羽国の諸大名13藩が利用しました。又、金山峠は上山藩(本城:上山城)と仙台藩の藩境でもあった為、楢下宿には藩所が設けられ厳重に人や荷物の出入りが管理されていました。楢下宿は現在でも当時の町並みが色濃く残り、国指定史跡に指定されています。
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