須賀の滝(出羽三山神社)概要: 「祓川」に落ちる須賀の滝は随神門から出羽三山神社三神合祭殿(旧羽黒山神社)に至る参道沿いにある滝で参道からは朱色の神橋で滝下直下まで行くことが出来ます。
江戸時代初期、羽黒山の中興の祖といわれた天宥法印(第50代羽黒山別当、幕府の重鎮天海僧正に師事し、羽黒山を真言宗から天台宗に改宗し出羽三山の再興に尽力した。)が8q先の月山から水路を開削し造った人工の滝です。
水路自体は新田開発の為計画されたものですが天宥は造園技術にも長け羽黒神社境内の再整備の一環だったと思われます。古くは不動の滝と称し、修験者や参拝者の水垢離の場としてここで身を清め参拝に望みました。
滝の前、向って右側には祓川神社(祭神:瀬織津比盗_、速開津比盗_、気吹戸主神、速佐須良比盗_)、左側には岩戸分神社(祭神:天手力雄命)、奥には不動明王を祀り神聖化しています。春先は雪解け水の為、水量も豊富になり、通常時よりも迫力を増します。
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