鶴岡市: 羽黒山天地金神社

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概要・歴史・観光・見所

羽黒山天地金神社(出羽三山神社)概要: 羽黒山天地金神社の創建は応永4年(1397)、学頭の法性院尊量により開かれたのが始まりとされます。

南北朝の兵火により焼失し衰微しましたが安永8年(1779)、羽黒山大先達寺の智憲院宥然が比叡山延暦寺(滋賀県大津市)の横川の元三大師堂から元三大師(良源、比叡山の中興の祖、18代天台宗座主、厄除け大師、「おみくじ」の創始者)画像(後水尾天皇筆)を賜った事から、大師堂を再興し画像を祀りました。

明治時代初頭に発令された神仏分離令により出羽三山から仏式は廃されましたが、大師堂は随神門より外側だった為か?破却は免れ仏教色の強い大師堂として存続しました。

昭和39年(1964)、改めて須佐之男命の分霊を勧請し神式となり出羽三山神社の末社として社号を「羽黒山天地金神社」に改めています。

社殿は宝形造、銅板葺、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造、板張、柿渋塗装、正面開口部は花頭窓、欄間には中国故事を模したと思われる精緻な彫刻、向拝柱には登り龍、下り龍、木鼻には獅子と牡丹、蝦虹梁の上には阿吽の力士像の彫刻が施されています。出羽三山の神仏習合の名残を伝える貴重な建物です。

羽黒山天地金神社:写真

天地金神社
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