船玉神社(酒田市)概要: 船玉神社の詳細は不詳。酒田市高砂集落の鎮守として創建されたと思われます。拝殿は寄棟、桟瓦葺、妻入、桁行2間、梁間2.5間、正面1間向拝付、外壁は板張素地仕上げ、屋根上部には煙出のような小屋根が乗り当時は寺院の御堂だったように思われます。向拝の木鼻には獅子、桁には波と亀、欄間には龍、蝦虹梁には力士像(庄内地方では蝦虹梁の上に力士像を安置させる例が良く見られます。)の精緻な彫刻が施されています。幣殿は切妻、桟瓦葺、間口1間、梁間2間。本殿は一間社流造、鉄板葺。社号から古くから古くから海運業者や漁業関係者から信仰の対象になっていたようです社殿内部には郵便汽船三菱会社、日本郵船が描かれた絵馬22点が掲げられています。明治時代以降の旧社格は村社。祭神は猿田彦命(邇邇芸尊が天孫降臨の際、葦原中国=日本国土を照らし道案内をした事から道を司る神として信仰されました。当社では海上交通安全に御利益があるとして信仰されたと思われます)。
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