皇大神社(酒田市)概要: 詳細は不詳。中野曽根集落の鎮守として創建されたと 思われます。拝殿は入母屋、桟瓦葺、平入、正面千鳥破風、桁行3間、梁間2間、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は板張、黒渋柿塗り。向拝の木鼻には象と獅子、梁には波と鯛、欄間には親子龍、懸魚には鶴、妻壁には鳳凰、蝦虹梁には力士像(皇大神社では雷神、風神を模しているようです。庄内地方では蝦虹梁の上に 力士像を安置させる例が良く見られます。)の精緻な彫刻が施されています。明治時代以降の旧社格は村社。祭神は大日霎命(日本民族の総氏神で太陽を神格化した神とされる天照大神の別称とされます。地方で天照大神が主祭神で祭る神社は神明社や神明神社、天祖神社などの社号が多いのですが庄内地方では皇大神社と称している例が多いようです)、大己貴命(少名彦命と共に国造りを尽力した大国主の別称)、少名彦命(大国主と共に国造りを尽力した神、医薬・温泉・禁厭・穀物・知識・酒造の神)。
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