桧丸のいかり(鶴岡市・湯野浜温泉)概要: 案内板によると「 桧丸は、樺太の港を出港して、日本海の荒波を一路新潟港へと航海していたが、大正11年12月15日夕刻より暴風に遭遇し、飛島に避難の直前に機関が故障し航行不能となる。550トンの汽船は波に押し流され16日の朝、湯野浜の長岩の沖360mのところで座礁した。その後、船体は大破するが湯野浜・宮沢の村民の昼夜にわたる救助活動により総員32名の尊い命は救われた。」とあります。現在は「いかり」部分が日本海を一望出来る金毘羅神社(創建は天保年間:境内は明治39年の日露戦争の戦勝記念により公園として整備)の境内に移され、往時の記録を伝えています(碇はかなり錆付き今にも朽ち果てそうです)。
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