温泉神社(鶴岡市・湯野浜温泉)概要: 温泉神社の創建は不詳ですが平安時代の天喜年間(1053〜1058年)、浜辺で亀が湯浴びをしているところを付近の漁師が発見した際、湯野浜温泉の鎮守として神亀を勧請したのが始まりとされます。又、一説には湯野浜温泉の開湯300年後に出雲大社(島根県出雲市)の分霊である大己貴神と小彦名神の分霊を勧請したのが始まりとも云われています。当初は「湯蔵権現」と称し温泉街の一角に鎮座してましたが平成2年(1990)に旧湯野浜小学校の校庭であった現在地に遷座しました(湯野浜小学校は明治31年:1898年〜昭和33年:1958年までこの地にありました。)。例祭で奉納される奴振りは椙尾神社(山形県鶴岡市)から伝わるものです。現在の温泉神社拝殿は平成2年(1990)に建立されたもので入母屋、桟瓦葺、妻入り、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付。本殿は一間社、切妻、平入、銅板葺。
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