金毘羅神社(鶴岡市・湯野浜温泉)概要: 金毘羅神社の創建は天保13年(1842)、当地の漁師が伊勢神宮(三重県伊勢市)を参拝した際、金刀比羅宮(香川県仲多度郡琴平町)まで足を伸ばし分霊を勧請したのが始まりとされています(江戸時代後期は庶民にも物見遊山の娯楽が広がり、特に数年に一度村人達がお金を貯めてお伊勢参りや金比羅参りなどが盛んに行なわれました)。金刀比羅神は古くから海上交通の守り神とれていた為、漁民や船員から信仰され豊漁祈願や海運安全祈願などが行われてきました。明治39年(1908)には日露戦争の戦勝記念として境内が整備され公園として親しまれています。社殿は切妻、鉄板付、平入、桁行2間、梁間1間、正面1間向拝付、外壁板張。境内には湯殿山碑や武者を模った石碑、「桧丸のいかり」などがあり特に境内からの眺望が素晴らしく湯野浜温泉の温泉街や日本海が一望出来ます。
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