芭蕉乗船の地(新庄市)概要: 芭蕉乗船の地は山形県新庄市大字本合海に位置しています。案内板によると「 本合海は、陸路のない時代に内陸と庄内を結ぶ最上川舟運の重要な中継地として栄えました。大石田を後にした芭蕉、曽良一行は新庄の風流亭に2泊し、地元の俳人たちと俳諧を楽しみ名句を残しています。元禄2年(1689)6月3日、主従一行は、松本村まで見送りに来た地元の俳人たちと別れを惜しみ、本合海の船つき場はとめざし、この地より舟上の人となりました。八向楯の絶景と青葉の美しい雄大な最上峡の景観を楽しみ、川を下り清川へと旅を続けます。 」とあります。
芭蕉乗船の地周辺はよく整備され石碑や松尾芭蕉、曽良の銅像が建立されています。本合海で最上川は大きく蛇行し川流も早かった為、川港が設けられたと思います。港正面には最上川で浸食された八向山があり景勝地と同時に八向神社を祀る神聖な場所として信仰の対象となっていました。又、室町時代に編纂された軍記物である「義経記」に源義経が八向神社を遥拝した場所「会津の津」は本合海との説があります。
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