永仁二年磨崖板碑(南陽市・赤湯温泉)概要: 磨崖板碑は永仁2年(1294)に建立されたもので、奉納者は不詳ですが自らの極楽浄土の為と亡き父母と亡き平吉宗の供養の為に建立したものです。全部で15基ありますが上段にある5基が昭和28年(1953)に山形県指定文化財に指定されています。右側から3基は流紋岩製、高さ136cm、左側2基は流紋岩製、高さ121cm、右から「サ」(意味:観音菩薩)、「キリーク」(意味:阿弥陀菩薩)、「サク」(意味:勢至菩薩)、「キリーク」(意味:阿弥陀菩薩)、「アク」(意味:不空成就如来)の梵字がそれぞれ薬研彫りで彫り込まれている他、銘文も比較的明確に読みと取る事が出来ます。磨崖板碑は東正寺により管理されています。
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