深山・赤湯稲荷神社(南陽市・赤湯温泉)概要: 深山神社の創建は不詳ですが古くから神仏習合し、出羽三山の羽黒大権現(延命地蔵菩薩)が祀られてきました。別当として深山寺が祭祀を司ってきましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令と廃仏毀釈により独立した神社となっています。赤湯稲荷神社の創建は宝暦9年(1759)、米沢藩8代藩主上杉重定が赤湯温泉の守護神(赤湯稲荷大明神)として勧請したのが始まりとされ、特に商売繁昌、芸能向上に御利益があるとして宿主や芸子など温泉関係者から篤く信仰されました。社殿は切妻、鉄板葺、平入、正面向拝付、構造は土造で深山神社と赤湯稲荷神社の両方に入口が設けられています。現在両社は合殿されています。
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