笹原の井戸(南陽市・赤湯温泉)概要: 案内板によると「 明治初め頃 までこの周辺は赤湯町の西端にあたり「字西町笹原」と呼ばれていました。そのためにこの井戸は「笹原の井戸」と称され、生活に密着した井戸として赤湯の人々に親しまれてきました。この笹原の地には、かつて赤湯三社に数えられた笹原神明社があり、明治時代に烏帽子山八幡宮内に遷されましたが、元禄14年(江戸時代)「赤湯村温泉記」によれば、笹原神明社の参道には、参拝前に手と口を清めるための水として、赤湯七水の1つである神洗水があることが紹介されています。市指定文化財「享保の絵図」には、烏帽子山の山頂西側の松林に「神明」と記され、この地がその旧神明社参道にあたると思われることから、「笠原の井戸」が元々の神洗水ではなかったかとも考えられます。」とあります。赤湯七水とは「神洗水」、「龍神水」、「駄子水」、「矢立の水」、「弘法水」、「中吐水」など。
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