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御田原神社(月山神社中ノ宮)概要: 御田原神社は山形県鶴岡市羽黒町大字手向字手向に鎮座している神社です。御田原神社は月山神社中ノ宮とされ月山の8合目に鎮座しています。
月山神社本宮は山頂付近に鎮座していた事から参拝には難儀で、御田原神社は駐車場からも近く日帰りで参拝出来きた為、当社では本宮の遥拝所として天候不順や体力的、年齢的に山頂まで登拝出来ない場合は参拝を受ける事が出来ます。
月山神社が月讀命を祀っているのに対し、御田原神社では奇稲田姫神(櫛名田比売)が祀られています。詳細は不詳ですが奇稲田姫神は須佐之男命の妻神で、名称からも稲や田んぼ、生産の神とされ、月山八合目の湿原が月山神社の神田に見立てられ、その守護神として勧請されたと思われます。
又、月山神社は平安時代後期以降、神仏習合し祭神である月讀命の本地仏として阿弥陀如来が同時に信仰されるようになり、その阿弥陀如来に因み八合目の湿原が弥陀ヶ原と呼ばれ、さらに、その湿原を月讀命の御田に見立てられ御田ヶ原と呼ばれた事が社号の由来となっています。
特に6月〜7月頃は、色とりどりの小さな高山植物が美しい花を咲かせ、一面がお花畑のようになりますが、晩秋には境内周辺に自生する馬蹄草が黄色に色づき、まるで黄金色に輝く田圃に見えるそうです。
さらに、馬蹄草の育成具合によって、農作物の豊作か凶作を占う作試が行われていたとされます。
御田原神社の社殿は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺、妻入、桁行2間、正面1間向拝付、社殿の周囲は冬季の積雪に備えて石垣で囲っています。
月山神社本宮が式年造替(遷座)の為20年に一度建替えられるので、その古材を利用して当社も建替えられています。
御田原神社と兎の関係は不詳ですが、兎は月の精で悪運から逃れる力がある事から、月山神社の祭神である月讀命の使いとなり、卯歳は月山の御縁年とされています。
当社の境内は月山神社の本宮へと続く参拝道沿いにある為、兎の石像が建立されています。
祭神の奇稲田姫神は稲田の守護神で豊穣の神ですが、須佐之男命の妻神である事から縁結び・夫婦和合の御利益があるとされています。
又、兎の石像は大国主神と八上姫の縁を結んだ「因幡の白兎」神話に因み、こちらも頭や体を撫でると縁結びに御利益があるそうです。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-出羽三山神社
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