白山神社(長井市)概要: 白山神社は山形県長井市館町北に鎮座している神社です。白山神社は案内板によると「創建、鎌倉時代の初め、長井時広の臣、大須賀長光がこの地に館を構え(館町の起り)、加賀の国白山神社の御分霊を勧請したのが始まりと伝える。室町期に宥日上人が阿弥陀如来を本地仏として祀ったという。米沢三代藩主定勝の時改築されたのが現社殿で、大正2年仁王門を寺地に移し、石の大鳥居等を建てた。拝殿の社標は平田篤胤の筆、神木大ケヤキは樹齢700年といい市指定天然記念物。 中央地区文化振興会」 とあります。白山神社と長遠寺は長い間神仏習合していて現在でも境内が隣接しています。
白山神社の神社山門(仁王門)も純粋な神社では本来ありえない形式で、明治初頭に発令された神仏分離令により多くの神社山門は破棄や移築されたり、内部の仁王像が随神像に替えたりしています。
白山神社では旧別当だった長遠寺に移築する事で破却を間逃れたようです。当初は神仏習合時代は白山妙理権現と称していましたが分離後は白山神社に社号を改めています。
拝殿は江戸時代初期に改築されたもので入母屋、鉄板葺、平入、桁行4間、梁間2間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り、素木板張、本殿は一間社、入母屋、銅板葺、妻入。御神木である「白山神社の大ケヤキ」は推定樹齢700年、樹高19m、幹周5.8m、昭和48年(1973)に長井市指定天然記念物に指定されています。祭神:伊弉冉命、伊弉諾命、大山祇命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-長井文化財保護協会・長井市教育委員会
・ 現地案内板-中央地区文化振興会・中央史談会
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