長井市: 遍照寺

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概要・歴史・観光・見所

遍照寺(長井市)概要: 金剛山遍照寺は長井市を代表する古刹で、代々の領主から庇護され、近世では下長井郷の代官を務めた寺嶋家が、改修の際にも援助したと伝えられています。歴代米沢藩主上杉家も庇護し当地域に巡視に訪れた際は休息所として利用されました。

案内板によると「金剛山遍照寺は、8世紀中頃に行基菩薩が開いたと伝えられている。文治の乱(1189年)の時、中尊寺の祥乗が戦乱をさけて遍照寺に入ったといい、「奥の高野」とも呼ばれた古刹である。永享年中(1429〜)、名僧宥日上人が盛りたて、中興開山といわれている。江戸時代に入ってからも、日瑜・宥諦・諦真・宥謙らが地域の発展に力を尽くし、明治初めには38の末寺をかかえる大寺院であり、現在も、置賜地方を代表する名刹である。 長井市教育委員会」 とあります。

境内に大銀杏は遍照寺中興の祖とされる宥日上人の手植と伝わる巨木で推定樹齢600年、樹高27m、根回り10.7m、枝張東西25m、南北24m、昭和48年(1973)に長井市指定天然記念物に指定されています。

境内に隣接する普門坊馬頭観音堂の本尊である木造馬頭観世音菩薩立像は鎌倉時代に運慶が制作したと伝わるもので昭和62年(1987)に山形県指定有形文化財に指定され「宮の観音」として置賜三十三観音霊場第10番札所となっています。

遍照寺には寺宝が多く両界曼陀羅(2軸)、弘法大師御影(1軸)、真言七祖像(7軸)、宥日上人画像(1軸)、日上人筆三社号並託宣(1軸)が長井市指定有形文化財に、長沼牛翁の墓が長井市指定史跡に指定されています。

又、山門(六脚冠木門)は明治8年(1847)に新町水上出身の宮大工堀越源次郎が棟梁として再建された古建築物で、境内には下長井郷の代官を務めた寺嶋家の墓碑があります。

置賜三十三観音霊場第10番札所(札所本尊:馬頭観世音菩薩・御詠歌:夜もすがら 月を見上げて 拝むなり 沖の川瀬に 立つは白波)。山号:金剛山。宗派:真言宗豊山派。本尊:大日如来。

【 参考:サイト 】
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-長井市文化財保護協会・長井市教育委員会
・ 現地案内板-山形県教育委員会・長井市教育委員会
・ 現地案内板-中央地区文化振興会・中央史談会

遍照寺:写真

遍照寺
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