深山観音堂

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概要・歴史・観光・見所

深山観音堂(観音寺)概要: 深山観音堂は山形県西置賜郡白鷹町大字深山に境内を構えています。深山観音堂の創建は大同年間(806〜810年)、安親によって開かれたのが始まりとされます。

別当寺院である大深山観音寺の創建は長寛2年(1164)、長岡昌勝(宥清)によって開かれたのが始まりとされます。中世以降は羽黒修験の影響を受け、会津仏教との交わる特異な場所となりました。

観音寺観音堂(深山観音の本堂)は室町時代後期に建立された建物で、組物や舟肘木、丸柱など平安時代の形式を踏襲し、桁行3間(桁行26尺:7.9m)梁間3間(26尺:7.9m)・軒高35尺(10.76m)、宝形造、茅葺、外壁は真壁造、素木板張、阿弥陀堂御堂建築の形式を踏襲している事から往時は阿弥陀像が本尊だったと思われますが、平安時代の作と推定されている本尊の千手観音立像(会津立木観音流:欅材、一木仏、現在は秘仏で、後年に彫刻された千手観世音菩薩が御前立となっています)が安置されて以降は観音堂と呼ばれるようになっています。

深山観音堂は山形県最古の木造建築物の遺構で大変貴重な事から昭和28年(1953)に国指定重要文化財に指定されています。

深山観音堂境内には神仏習合の名残である鳥居や、山門(切妻、茅葺、四脚門、「大悲閣」の扁額)、数多くの石仏、石碑、石祠などが建立され信仰の篤さが窺えます。境内一帯は昭和56年(1981)に白鷹町指定史跡、清宗寄進状は昭和59年(1984)に白鷹町指定文化財に指定されています。

置賜三十三観音霊場第8番札所(札所本尊:千手千眼観世音菩薩・御詠歌:のをわけて たのむゆくへは みやまなる つきのひかりは のどかなるらん)。宗派:天台宗。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-山形県教育委員会・白鷹町教育委員会

深山観音堂:境内・山門・写真

深山観音堂(観音寺)
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