西村山郡西川町(歴史)概要: 西川町は六十里越街道に発達した町です。六十里越街道は月山、羽黒山、湯殿山で構成される所謂出羽三山信仰に参詣する際利用された街道で西川町では主に岩根沢、本道寺、大井沢の宿場町が発達し、現在でも岩根沢には岩根沢三山神社をはじめ多くの宿坊が存在する他、街道沿いには様々な史跡が点在しています。又、六十里越街道は内陸部と日本海側を最短で結ぶことから軍事的にも重要視され、最上氏の庄内侵攻や上杉勢との戦いなどに利用されました。西川町は一日数千人になったという宿場の客だけでなく鉱山資源や養蚕などの産業がありましたが昭和に入ると交通網の発達により宿場町的な要素が薄れ、養蚕の原産や鉱山の閉山などで次第に衰退していきました。現在は出羽三山を中心とした観光だけでなく名水をりようしたワインや地ビールなどの飲料水の開発にも力をいれています。
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