本坊(山寺立石寺)概要: 本坊は登山口から根本中堂から奥の院へと続く参道からは少し離れた所にあり山門手前から左側に入り抜苦門を潜るとあります。周囲には神楽岩や蛙岩などの巨岩や羅漢像が安置され山内の維持管理や宗教的な祭事や行事などを行う山寺立石寺の中心をなす建物です。建物は木造2階建て、寄棟、銅板葺、平入、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、玄関屋根は唐破風、その上部の大屋根を千鳥破風として正面性を強調しています。庭園は背後の山々を取り込んだ借景庭園。表門となる抜苦門(参拝者の全ての苦悩を抜けるとの理由から名付けられた。)は切妻、銅板葺、八脚単層門、三間三戸、正面唐破風、木鼻には獅子の彫刻などが施され格式が感じられます。
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