清和天皇御宝塔(山寺立石寺)概要: 案内板による「・・・(前略)奥に見える宝塔は、山寺を勅願寺として清和天皇の供養塔で、天皇の遺徳を慕い、国家の安泰を祈って建立された、当山では最も古い石塔である。」とあります。山寺立石寺は貞観2年(860)、清和天皇の勅願により慈覚大師円仁によって開かれたのが始まりとされ当時の天皇の勅願寺として寺領は四方380町が与えられるなど庇護され寺運が隆盛しました。元慶4年(880)に清和天皇が崩御すると根本中堂に隣接する当地に供養塔が建立されたそうです。当時は朝夕礼拝が欠かさず行われ盂蘭盆会では盛大に供養していたそうです。石塔は自然石を利用して形成したもので存在感が強く感じられます。
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