鐘楼(山寺立石寺)概要: 鐘楼堂は山門(切妻、茅葺、薬医門)前、常行念仏堂(宝形造、銅板葺、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付)の脇にあります。案内板によると「 ・・・(前略)頭上の堂は鐘楼で、除夜の招福の鐘として知られ、元旦にかけて、数千人の参拝者が、幸福を願ってこの鐘をつく。」とあります。鐘楼堂の建物は入母屋、銅板葺、石垣の基礎に袴腰付、腰壁は下見板張、縦押縁押え、屋根は2重垂木、天井は格天井、上部は4隅柱のみの吹き放しで高欄が廻り蟇股には霊鳥と思われる彫刻が施されています。毎年12月30日には江戸時代末期に鋳造された梵鐘(高さ1.8m、直径約70cm)のすす払い、翌12月31日の正午前には除夜の鐘突きが行われます。
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