仁王門(山寺立石寺)概要: 仁王門は参道の中腹にある入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚単層門、総欅、素地造りで周囲の景観と一体化し山寺立石寺の象徴的な景観の1つです。木鼻には獅子、蟇股には波を模した彫刻が施され、天井は格天井、屋根は2重垂木、華美な装飾は少なく力強い意匠となっています。案内板によると「 嘉永元年(1848)に再建されたけやき材の優美な門で、左右に安置された仁王尊像は、運慶の弟子たちの作といわれ、邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつけている。後方の閻魔王がこの門を通る人たちの過去のおこないを記録するという。右の岩穴に見える石塔には、亡くなった人のお骨が入っており、他の岩穴にも古い人骨が納められている。 」とあります。発願者は立石寺第65世情田和尚、仁王像(阿像・吽像)は鎌倉時代初期の名仏師運慶の13代後裔の平井源七郎が手懸けたと伝えられています。
八脚門を簡単に説明した動画
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