米沢市: 桑山観音(普門寺)

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概要・歴史・観光・見所

桑山観音(普門寺)概要: 蓮華山普門寺は山形県米沢市万世町桑山に境内を構えている真言宗の寺院です。普門寺の創建は永正10年(1513)、鏡運房により開かれたのが始まりとされる古刹で「厄除開運星祭」や「柴燈大護摩火渡り」などの奇祭も多く周囲から信仰されています。

桑山観音は創建は不詳ですが、伝承によると当地域で疫病が蔓延し多くの住民が苦しんでいると、長老の霊夢に観音菩薩の化身が立ち、「観音堂を建立し我を祭りなさい」との御告げがありました。

数日後、1人の修験僧が現れ、同じ御告げを受けたと聞かされたの話をしたので仏意と悟り、浄財を集めて観音堂を建立すると不思議と疫病が治まったと伝えられています。普門寺の地蔵尊は「田植地蔵尊」、「まにあわせ地蔵」の別称があり、水田を一夜にして清田に変えたり、村の疫病を取り除いてくれたりと様々な伝説を残し信仰の対象となっています。

天明8年(1788)に米沢藩8代藩上杉重定が大病を患うと桑山観音堂で家臣60人による病気平癒の祈祷が行われ、念願成就すると重定自ら参拝に訪れています。

観音堂は入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面3間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造り、素木板張り、向拝木鼻には象の彫刻が施されています。桑山観音は置賜三十三観音霊場第24番札所(札所本尊:聖観世音菩薩・御詠歌:のをすぎて さとをもこいて くわやまの おがむほとけは にせのためなり)。山号:蓮華山。宗派:真言宗。

桑山観音:写真

普門寺
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