常念寺(鶴岡市)概要: 鶴岡山円通院常念寺は山形県鶴岡市睦町に境内を構えている浄土宗の寺院です。常念寺の創建は大永3年(1523)に寂誉上人が開山したと伝えられています。
当初は一日市町にあり円通院天翁寺と称していましたが慶長8年(1603)に庄内領を手に入れた山形城(山形県山形市)の城主最上義光が菩提所として寺名も現在の常念寺へ改名させました。義光は寺領138石を寄進し、長男の義康の菩提を弔っています。
最上家が改易されると新しく領主となった酒井氏も常念寺を庇護し、元和9年(1623)現在地にあたる睦町に移し堂宇を再建しています。現在の本堂と庫裏は慶応2年(1866)に再建された古建築物で、寺宝も多く、最上義光が奉納したと伝えられている梵鐘や志津兼氏作の薙刀などがあります。山号:鶴岡山。院号:円通院。寺号:常念寺。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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